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2019/06/22 夏季昇段昇級審査会

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6月22日(土)久喜総合体育館に於いて夏季昇級昇段審査会が行われました。

酒井好夫 初段
横川純一 1級
岩井みのり 1級
竹森光一 1級(中学生)
関口 将 1級(小学6年生)

上記5人は他の道場生の模範となる稽古姿勢と技術を認められて、この日を迎えました。
審査結果は日頃の努力の成果がそれぞれ発揮でき田森師範、見山師範、吉田支部長に昇段を許可されました。

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「昇段レポート」

酒井 好夫 弐段

酒井 好夫 弐段

今回、昇段することが出来たのは見山師範をはじめ先生方、諸先輩方、そして道場生の皆様のお蔭です。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

自分が初段になったのは今から6年3カ月前で、ほぼ同時期に蓮田から川越へ引っ越すことになり見山師範からは川越にも極真館の道場はありますから移籍の手続きしますよと、言っていただきましたが白帯の右も左も分からない自分を黒帯まで育てくれた見山師範の蓮田道場を移ることなど考えた事も無く、見山師範のもとで更に上の弐段を目指すと川越から蓮田道場へ通う事にしました。
しかし車で片道1時間近く掛かると今までのように週3回の道場へ通えず、週1回・月1~2回・月0回の時もあり道場から遠ざかって行く自分がいました。

そんな日々が4年近く経ち、これではいけないと思い目標を持とうと2018年3月の型練成大会への出場を決意し大会半年前ぐらいから頑張り始めたところ見山師範から川越へ引っ越してどのくらい経ちますかと聞かれ約5年になりますと答えると、そろそろ弐段へ挑戦してみませんかと言って頂き、嬉しい気持ちと、稽古不足だったので不安な気持ちと、3月の型練成大会で3位までに入る事を目指していると見山師範へその旨の内を話すと昇段日は酒井さんが決めればいいと言って頂き、気持ちが軽くなり型稽古に集中する事が出来ました。
結果3位入賞する事が出来、少し自分に自信も持て、それから弐段の審査へ向けた稽古を始めました。

一番の不安要素は20人組手でしたので組手を中心に稽古を始めましたが、左足の薬指を骨折し、その後も治っては肋骨そして右手の薬指とほぼ1年近く怪我続きで昇段する事が出来ず気持ち的に落ち込んでいると色帯の壮年部の方々から頑張って下さいと励まされました。
その時、色帯だった自分も頑張っている黒帯の先輩を見て黒帯を目指していたころを思い出し、後輩達の為にも頑張れば56歳でも弐段に成れる「継続は力なり」のお手本に成れればと思い稽古に励みました。

昇段審査の当日は緊張と不安で思う様に体は動かず納得の行くような物ではありませんでしたが、自分なりに力を出し切った達成感は凄くありました。翌日、首席師範稽古があり参加すると弐段の先生方々も指導しているのを見て弐段の責任の重さを感じたと同時に、自分もこれからは弐段として極真館そして蓮田道場の為に何が出来るか、何をすべきかを一番に考え今後の空手道を精進して参ります。

「昇段レポート」

横川 純一 初段

横川 純一 初段

もう空手を続けることはできないかもしれない。2014年2月、総合病院の病室で、自分はこんな思いに囚われていました。

息子と共に見山道場に入門し、厳しさの中にもメリハリのある道場生活を送り始めて半年余り、徐々に稽古にも慣れ、空手の面白さを感じ始めた矢先、右目の視界が徐々に狭まる症状が出始め、眼科で網膜剥離と診断されました。
緊急手術により失明は免れたものの、病室の中では一切の行動を制限され、目に振動を与える行動は退院してからも厳禁との事で、空手はおろか普通の生活を取り戻すことができるか分からない状態で術後は身も心も弱気になっていました。

そんなある日、妻が道場の皆さんからの寄せ書きを預かったと色紙を差し入れてくれました。色紙には「押忍」の文字を囲むように見山師範、先生方、道場生の皆さんからの暖かい励ましのメッセージがあふれていて、その言葉一つ一つに勇気づけられ、空手ができない今だからこそ自分にできることに取り組もうと前向きな気持ちを持つことができました。その後の治療にも耐え、病状が落ち着いてきた半年後、道場に復 帰することができました。
目の状態は依然予断を許さない状況でしたが、復帰にあたって見山師範に相談したところ、そんな自分に合わせた稽古メニューを用意してくださり、その後は幸いにも再発することなく、病気になる前以上に稽古に取り組めるようになりました。

そして昨年の夏合宿後、見山師範より昇段審査についてのお話をいただき、昇段に向けた稽古をしていただくことになりました。稽古では、今まで気付かなかった型の中の細かい動きや礼の角度に至るまでご指導いただき、それまで自分がいかに基本をおろそかにしていたかに気付かされました。また一番の心配事であった連続組手は、当初は途中でスタミナが切れてしまっていましたが、組手の合間に意識して呼吸をすることや、相手の動きに合わせて受けて返すことなどのアドバイスをいただき、稽古を繰り返す中で徐々に自信をつけることができるようになりました。また、黒帯の先輩には稽古後、貴重な時間を割いていただき、棒術の指導を何日もしていただきました。

審査会当日には妻と息子達が応援にかけつけてくれました。型の審査では稽古で注意されていたところが上手くできなかったり、順番を間違えたりしてしまいましたが、気合だけは意識して出すようにしました。そして連続組手では、途中、挫けそうな気持ちを周りの方の応援で奮い立たせ、何とか10人を完遂することができました。結果として自分の未熟さを目の当たりにした審査内容となりましたが、審査会の最後に田森師範がおっしゃっていた「ここからが稽古の始まり」という言葉を胸に刻み、今日まで自分を支えてくれた家族への感謝の気持ちを忘れず、これからも稽古に励んでいきたいと思っています。押忍。

「昇段レポート」

岩井 みのり 初段

岩井 みのり 初段

はじめに、昇段審査を受審するにあたり、いつも丁寧な指導をしてくださいました見山師範、阪本先生、蓮見先生、高橋先生、応援してくださった道場生のみなさま、保護者のみなさまに感謝いたします。本当にありがとうございました。

見山師範から昇段のお話を頂いた時、まさか本当にこの日が来るとは、という気持ちでいっぱいでした。自分が黒帯に挑戦できる技量と精神力を持ち合わせているとは到底思えなかったからです。それでも、この機会を逃してはいけないと受審を決め、申込みをする時は不安と覚悟で手が震えたのを覚えています。
仕事の都合から、稽古に参加できる日数が以前よりも大幅に減ってしまいましたが、それを「できない」という理由にしたくはありませんでした。道場に行けない時間をどう補うか、参加できた稽古ではどれだけ多くのものを得られるか常に集中し、道場の仲間とともに、時には一人で黙々と稽古に励みました。課題や反省点を話し合い、苦手なことを教えていただくうち、「自分のことを支えてくれる人がこんなにいる。この人たちの気持ちに恥じない黒帯になりたい」と思うようになりました。

そうして臨んだ審査の内容が完璧だったかといえば、そうではありません。気持ちが浮つき、焦って体が思うように動かない瞬間が幾度となくありました。型も棒も組手も、まだまだ課題は山積みです。覚えなければならないこと、できるようになりたいことが沢山あります。しかし、これまでの稽古で積み上げてきた「今の自分の力」を発揮することはできたと思います。
特に十人組手では、厳しい稽古を共にしてきた仲間と、尊敬する蓮見先生に相手をしていただき、本当に光栄でした。

「自分を変えたい」と入門したその日から、蓮田道場の仲間たちの背中を必死に追いかけてきました。性別や年齢を問わず、各々が決めた目標に向かって頑張っている姿を見て、自分もいつか同じようになれたら、と思っていました。
昇段審査を終え、やっといま、過去の自分と決別できました。憧れ追い続けていた蓮田道場の仲間の姿に、すこしでも近付けたのではと思います。
この黒帯は、蓮田道場に関わる全ての方々が取らせてくれた黒帯です。そして、次は自分が背中を見せる立場になります。
帯の重さに恥じぬよう、極真館の黒帯を締めること、蓮田道場の道場生であることに誇りを持って、初心を忘れず、より一層精進してまいります。
これからも御指導御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。押忍

「昇段レポート」

竹森 光一 初段

竹森 光一 初段

僕が空手を始めたのは、幼稚園の年中からでした。蓮見泰青先輩が、空手をやっているのを見て、それが、すごくかっこよくてやってみたいと思ったことからでした。

今でもそうですが、組手がもう怖くて怖くて、組手の稽古になると、強い人と当たらないように、順番を考えていたことを覚えています。ですが、型は、好きな方で、「隣の人よりは絶対に腰を落としてやる」という気持ちで頑張っていました。続けているうちに型も形が決まってうまくなって、小学5年生の時に南東北大会で初めて3位入賞、その次の年には、2位入賞ができてとても嬉しかったです。そして、1級をとることができました。

それから稽古を続けて、念願の審査の紙をもらうことができました。審査の前の稽古では、先輩方や後輩から沢山の応援の言葉をいただきました。黒帯をとるまえに涙が出そうでした。そして迎えた昇段審査では緊張のあまり、汗がすごくて、型の順番が吹っ飛びそうでした。10人組手では、3人目くらいでもうダメだと感じていました。でも、応援の声が聞こえて、最後まで、必死でやろうという気持ちで、10人目には、もう、記憶がないくらいでした。10人組手が終わって、これが出来たのも、ここまで空手を続けてこれたのも、お父さん、お母さん、お姉ちゃん、見山師範、阪本先生、諸先生方、先輩方、後輩全てのおかげだと改めて実感し、感謝しかありませんでした。そして黒帯を認めて頂きました。

今でも泰青先輩は、憧れの存在です。少しでも近づけるように頑張ります。
僕が黒帯になるまでに先輩にしてもらったことを返すつもりで後輩にしてあげたいです。
押忍。

「昇段レポート」

関口 将 初段

関口 将 初段

僕は、幼稚園の年中になったときに空手を始めました。
始めたきっかけは、4つ年上の兄が空手に通っていて道場でいつも稽古を見ていたので僕も兄のようになりたいと思い空手を始めました。
空手を始めたときから、稽古が楽しくて、大好きでした。最初はまわし蹴りも蹴れませんでしたが、師範や先生方が指導してくださり、色々な技や型が出来るようになりました。

9級になったころから大会に出場しましたが、すぐには入賞することが出来ませんでした。時には「始め」で上段前蹴りをもらい、一本負けすることもありました。それが悔しくて、師範や先生の話を良く聞くようにして、習ったことを家でも練習しました。そして1年生のキューポラ杯で優勝をすることが出来ました。その優勝から段々と自信が付き、空手がもっと好きになり、組手、型とも入賞出来るようになりました。
僕は、稽古や試合で、最後まであきらめないことや悔いのないようやりきる気持ちを学ぶことができました。
空手を始めてから7年が経ち、見山師範から黒帯の言葉を頂いたときは、とても嬉しかったです。

審査当日は、3年ぶりの審査会という事もあり、今までに無いくらい緊張しました。でも心を落ち着かせて、黒帯を取りたいという強い気持ちで審査に臨みました。最後の十人組手では、5人目が終わった頃から疲れてきて、体が思うように動きませんでした。それでも自分の力を信じて戦い最後までやりきりました。そのときの皆の応援がすごく嬉しかったです。
そして審査終了後、田森師範に「黒帯を許可します。」と言われたときは一気に喜びがこみ上げてきました。
こうして黒帯を取れたのは、見山師範を始め、諸先生方、先輩、仲間、そして家族の支えがあったからこそだと思います。皆への感謝の気持ちでいっぱいです。

今後は、感謝の気持ちを忘れず、黒帯としての自覚を持ち、後輩へのお手本になるような練習、そして指導が出来るよう、日々努力をしていきたいと思います。
押忍


幼年 白帯
少年 9・10級
一般 5・6級
川島 千歩
三角 祐翔
鏑木 達成
少年 9・10級
少年 9・10級
一般 5・6級
尾台 翔
増田 奈都美
山崎 正明

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