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2015/09/27 昇段審査に向けた技術講習会

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9月27日(日)久喜市総合体育館にて、昇段審査に向けた技術講習会が行われました。石島師範および技術委員の先生方に、基礎から丁寧にご指導いただきました。

○1部(初段・弐段受審に向けて)
・平安1~5のポイント
・平安分解組手10本
ご指導の中では、体が一つのまとまりとして動くことの重要性が強調されていました。そのためには、関節を軟らかく使ってきちんと力を伝えること、重心移動と技を一致させることなどに注意すべきと伺いました。
また、動きの中で決めるのが難しい動作や苦手な動作は、まず体に染み込ませることが大切であり、それには自分なりの工夫を凝らして稽古することが必要とのことでした。(例えば横蹴りを決めるために、準備体操の伸脚や開脚のときに足刀を作るようにするなど)

○2部(参段受審に向けて)
・征遠鎮・観空のポイント
・杖術(基本6本のその場での稽古・移動稽古)
・組手での、発力を用いたステップワーク
杖は基本の姿勢から丁寧にご指導いただきました。それぞれの姿勢や動きには、特に太刀を相手にするという観点からきちんとした意味があることを再確認しました。
またステップワークに関しては、石島師範ご自身が30人組手に臨むに当たって重視した部分とのことです。これが、長時間の組手でも最後までキビキビと動ける体作りに繋がる旨を伺いました。

昇段・昇級を目指すに当たっては、付け焼き刃のように直前に稽古するのではなく、年単位でコツコツと準備をしていくのが望ましいとのお話がありました。「審査に向けて不安を感じても、地道な稽古を積んでそれを乗り越えていく経験は、必ず大きな糧となる」というお言葉は、受審者にとって大きな励ましになると思います。またそのような姿を後輩に示すことで、真摯に稽古に臨む良い流れを作っていってほしい、とのお話を伺い、先輩に学んだ姿勢を後輩に伝えていくことの重要性を改めて感じました。

当日ご指導いただきました石島師範並びに技術委員の皆様、当日一緒に稽古してくださいました皆様、そしていつも熱心にご指導くださる見山師範に、心より感謝申し上げます。押忍 (レポート:古俣めぐみ初段)

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