2013/5/26 チャンピオンセミナー
平成25年5月26日(日)、全日本チャンピオン藤井脩祐選手のセミナーが、城南品川支部大井町道場にて行われた。少年部対象の午前の部、一般部対象の午後のセミナーに、見山師範をはじめとする11名が蓮田道場から参加した。このセミナーは藤井選手のDVD発売を記念して、購入者への特典として開かれたセミナーである。
当日の稽古内容を簡単に紹介すると、始めに体幹と腸腰筋を鍛えるトレーニングを行った後、突きの稽古へと進んだ。“一発で倒す”ための突きを目標として、体軸を意識した全身一致の捻りに加え、極めとインパクトを作るフォームを、直突き、下突き、鉤突きそれぞれについて確認した後、実際にミットを使用して練習を行った。
続いて蹴りの稽古へと進んだ。突きと同じく体軸、極め、インパクトを意識して、下段・中段・上段とミットを使用して練習した。特に近距離でも威力を発揮する、足首を直角に固めての下段蹴りの稽古は、ミットなしで行われ、藤井選手が手本を見せる際に、幸運にも我道場の2名が打たれ役となった。下段に打ち込んだ際、道場全体に振動が響き渡たるほどの重い蹴りであった。
続いて、受け返しを数パターン行ったあと、本日練習したことを意識してのライトスパーリングが行われた。
指導いただいた内容の詳細については、稽古の中で逐次皆様にお伝えできればと思います。
金子師範、藤井選手が最後に述べていたのは、本日行った稽古は、突き詰めれば普段行っている基本と移動稽古に行き着くということであった。20代の全日本チャンピオンからこのような言葉が聞けたことに、自分は感動し、大いに勇気づけられた。アプローチの仕方に若干の違いはあっても、根本は見山師範に普段指導いただいていることと変わりなく、目指しているところも同じである。それが再認識できたことが自分にとっても一番の収穫であった。大事なのは、普段の基本や移動稽古に、如何に高い意識を持って臨めるかという稽古する側の姿勢ではなかろうか。
最後に、ある雑誌に載っていた剣道家の言葉を紹介して、このレポートを終わりたい。
「目先の勝敗にとらわれず、基本に忠実な正しい稽古を地道に積み重ねる。稽古の本旨はここにあり、それが大成への大道である。」
レポート:見山道場指導員 三田宗宏
本日は、息子(愛琉)と親子でチャンピオンセミナーに参加させていただきました。
金子師範、 藤井脩祐先生から、とてもためになるスパーリングの稽古をさせていただきました。セミナーの中で何度も強調された「基本が一番大切」という点は、いつも見山道場で教えていただいている事と共通する点でした。
あと何がありがたく、嬉しかったかと言えば、見山師範とスパークリングさせて頂いたのには、感激しました。いつもご指導いただいている「受けたら正確に返す、さらには受けながら返す、受ける前に返す」を目の前で見せていただき、直接、拳を交えていただいたのは、非常に感激いたしました。ありがとうございました。
本日学んだことを一つでも多く身に着けて息子と共に精進していきたいと思います。
金子師範、藤井脩祐先生ありがとうございました。押忍
レポート:道場生 吉田将史