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2012/10/21 型指導者講習会(総本部)

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レポート:蓮見智子初段

10月21日(日)総本部にて型講習会が行われました。この講習会は一般部黒帯が対象で参加者は30名ほどで師範や各支部長の先生方、指導者の諸先輩方が参加されました。

朝10時から始まり、最初に岡崎師範より戦後に空手はどのようにして広まっていったのか、型とはなにか、型で「発力」が重要なのと同時に「運動線」も大事だということ、そして型を正しく海外にも日本と同じように統一した指導していきたいとのお話をいただきました。30分の講義の後、撃砕小、最破、臥竜、の型の動作と分解、そしてお昼休みを30分挟み、午後は征遠鎮、観空、十八、五十四歩の型の動作と分解をご指導いただきました。そして型の動作のなかから実際の組手の技への応用まで稽古しました。午後4時まで稽古は続き内容の濃い講習会でした。

岡崎師範もおっしゃっていましたが、型と組手はイコールではありませんが、型のひとつひとつの動きから組手へ繋がっているということ、型の技から組手へ応用できる技やコンビネーションは沢山あることがわかりました。

今回の講習会は7つの型を予習していく必要がありましたので、まだ練習していなかった型も覚えていきました。実際にやってみると、仁美先生の世界一の五十四歩の偉大さと麗奈先生の観空の足腰の強さやキレの凄さを痛感しました。体の使い方や手の動き足の動きがとても難しいです。あのように素晴らしい型ができるようになるには私達が想像する以上の大変な稽古量と努力なのだと思います。

そして火曜日に仁美先生のクラスに参加すると征遠鎮の分解を最初から最後まで行いました。そこでまた自分は仁美先生の凄さを目の当たりにしました。すべての動きに意味があり空手の奥深さを感じました。ただ順番だけを覚えた型ではやはりいい型はできないと思います。どのような動きなのかを知ってこそ動きの意味がにじみ出る型ができるのです。

今回の講習会も全国から師範や支部長の先生方や諸先輩方が飛行機や新幹線、夜行バスで遠方から参加されているとのことでした。このような恵まれた環境で稽古ができることを幸せに思います。そしてこのような素晴らしい講習会に参加させていただいたことに感謝いたします。

これからもまだまだ稽古することは沢山あります。尊敬する見山師範、仁美先生、麗奈先生、諸先輩方に少しでも近づけるべく稽古に励みたいと思います。押忍。

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