東北地方太平洋沖地震で思うこと
蓮田支部通信でお知らせしました通り春季審査会を12日に予定通り行いました。
小林覚、高橋俊介の10人組手も感動を呼ぶ内容で無事完遂しました。
幸い多くの道場生が元気に審査会に参加し安心いたしました。
しかし今回の地震で多くの方々が犠牲となり、未だ被災地で食料も水も電気もない寒空の中で夜を過ごす姿をニュースで見ると、胸が締め付けられる思いです。
ここで蓮田伊奈、白岡、久喜方面では大きな被害はなくても私たちの仲間、道場生のご親族に大きな被害を受けた方が何世帯もいることをお知らせいたします。
また道場の少年部と同じ年代の多くの子供たちも同じ日本国内で多数犠牲になっていると報道で知るたびに他人ごととは思えず悲しみは深まるばかりです。
こんな時だからこそあえて自分の所はそんなに被害がなくてよかったと考えるのではなく、被災者の方々への思いやりの気持ちを持ち、また日ごろ何の心配もなく美味しく三食を頂き、暖かい布団で寝て、学校に行き、心おきなく空手をさせてくれるご両親・家族や周りの環境に心から感謝の気持ちを持たなければなりません。
何気ない当たり前の幸せな毎日がいかに尊いものか・・・
稽古に行きたくないとか、組手が痛いからイヤとか、学校がイヤだとか・・・
ましてや親から与えられた食事で好き嫌いなどもってのほかです・・・
日ごろから毎日を無駄に過ごしてはいけないということを再認識しました。
本日審査会の後にもお話しをしましたが、いま自分がやらなくてはならない事を、一所懸命に全力で行う!
このような天災があった時だからこそ今回生き残った私たちがこれらをを教訓に毎日を大切に過ごしていかなければならないと痛感しました。
このことを私たち大人が改めて反省し、そして子供たちに話をしてあげましょう。
テレビやラジオの報道で時間がたつにつれますます被害状況が大きくなっています。
自然の猛威の前では、ただただ人間の無力さを痛感するばかりです。
被災者の方々には、一日も早い復旧を心から祈るばかりです。
埼玉県もまだまだ油断を許しませんがくれぐれも冷静に落ち着いて行動してください。
雨が降った際には何があるか分からないのでしばらくは念のために傘をさすことをおすすめいたします。
道場で元気な皆様にお会い出来、稽古出来ることを心からお祈り申し上げます。
押忍
蓮田支部 見山弘志