「昇段レポート」
湯沢基初段
道場に通い始めて7年が経とうとしています。始めた頃は軽い習い事としか思っていませんでした。「軽い運動でも出来ればいい」「黒帯なんかさっさと取ってしまえばいい」そんな軽い気持ちで始めた空手は、日々稽古をするに連れ色々な欲が出てきました。
強い突きが打ちたい、上段蹴りが出来るようになりたいと空手の事を考える時間が増えました。どうしたらあの先生みたいに綺麗な技が出来るのか、あの先輩みたいに強くなれるか。次第にその欲は強くなり、やるからには1番になりたいと強い気持ちになりました。
「まずは今いる道場で1番になればいい」そんな思いを日々抱き練習をしています。中々その思いは達成されずにいます。それ所か今でも自分の弱さを感じる事が多いです。でもやり続ける事に意味があると思い、今も日々稽古に励んでいます。
そして今回見山師範からの昇段審査の許しを貰い、昇段審査を受けるのが本当は去年の9月の予定でした。しかし仕事が休む事が出来ずに受ける事が出来ませんでした。
前回の審査を受けられなかった事により、自分は周りからの期待を裏切った形になり、今回は周りの人の為にも、自分の為にも何としても受ける決意をしました。
そして3月の審査を受けるのが決まってからも仕事が忙しく練習できない日々が続き、仕事を理由に道場から練習から遠のいていた自分がいました。そんな中「時間を作るのも稽古の一つだ」と見山師範の言葉を思い出し、「5分だけでも」と思い道場に通いました。
しかし、そんな短い時間しか道場には通えていなくても周りからの激励の言葉をもらい、自分はこんなにも周りから期待されていたのだと再度認識しました。
今回こそは今まで一緒に練習してくれた先生、先輩、道場の方々の期待を裏切らずにやらなくてはと思い昇段審査に挑みました。
やはり練習不足がたたり、当日は不安な気持ちでいっぱいで落ち着かずにいました。審査が始まり基本、型、補強とやっていき、そして10人組手になりました。審査を受けるまでは、黒帯の先生達10人と組手が出来るのだと期待をしていたのですが、実際に始まったら一人一人こなしていくのがやっとでした。何とか組手をこなしている中で8人目を始める前に見山師範から「思い出に残る組手をしろ」と言われ、最初の気持ちを忘れていた自分がいました。その言葉のおかげで審査の中身はともかく、自分の中ではとても意味のある審査で終える事が出来ました。
最後になりますが、見山師範を始めとし仁美先生、平井先生、山口先生、先輩方、一緒に練習をしてくれた皆さん、当日応援して下さった皆さん本当にありがとうございました。これからは黒帯を締めていく事になりますが、帯に恥じぬ様日々精進して参ります。押忍















