「極真の黒帯」
浅野恭司初段
自分が極真の道を歩みだしたのは、忘れもしない五年前の三月でした。その年の二月に蓮田駅前に道場が開いたのです。当時の自分は中学で始めたバレーボールを続けていたのですが、その活動もメンバーの高年齢化が進み、存続の危機にありました。バレーが出来なくなると言うことが自分にとってどれだけマイナスなのかを考えると、何か運動を続けることは出来ないのかと思っていたときだったのです。空手のことをまったく知らなかった自分は、空手=極真でしたし、極真の大会も見たことがあったので、入門することに決めました。
いつかは必ず黒帯を!!と思い稽古を始めましたが、地味できつい基本稽古、痛くて激しい組手に尻込みし、道場が遠のく日もありました。黒帯と言う目標に向かって歩いているはずが、近づいて来る程その大きさに目を背けていました。
昨年の年末、見山師範代が、三月の昇段審査の受、不受を自分で決めるように促されました。審査まで三ヶ月、やるかやらないかは自分次第、不安と憧れで、身震いしましたが、黒帯が目の前に姿を現しました。それからは一緒に稽古する仲間に励まされ、勇気付けられ、夢中でした。 審査では、緊張してしまい、思うように体が動かず、苦しみましたが、蓮田道場のみんなの声援に後押しされて、何とか合格させて頂きました。
極真の黒帯。なんと重たい響きでしょう。今は合格できた喜びでいっぱいですが、同時にその責任の重さに、新しい重圧を感じています。今後は黒帯に恥じぬ様、精進していきたいと思います。















